2019-02-04

30代男性が使っているキャッシュレス決済の選び方

本稿では,30代独身男性の筆者が日常生活における決済手段をどのように選んでいるかまとめる.筆者の場合,原則的にクレジットカードを主軸として,クレジットカードが使えない場合に現金を用いて支払いを行っている.そのうえで,もし利便性(コスパ)が高い別の手段があるようであれば,その手段を併用するスタイルをとっている.

クレジットカード v.s. 現金

筆者がクレジットカードをメイン決済手段に設定している最大の理由は,対比する現金の取り扱いコスト(ハンドリングコスト)が大きいからである.すなわち,現金には手数料を支払って銀行から引出し,嵩張る紙幣や重たい硬貨を持ち運び,支払いの際に手間をかけて数えて,紛失や盗難されるリスクにさらされる欠点がある.これら現金の欠点は,クレジットカードを用いることで解決することができる.また,クレジットカード決済と現金決済の決済手順を比較すると,クレジットカード決済の方が決済手順の行程が少ない理由もある.具体的には次の通りである.
クレジットカード決済は次の4手順を踏む必要がある.
  1. おもむろにクレジットカードを取り出して店員に渡す
  2. 店員がクレジットカードを端末に通す
  3. 店員からクレジットカードを返却してもらい,暗証番号や署名を行う
  4. クレジットカードをポケットに入れてつつ,レシートをもらう
一方,現金決済は次の5手順を踏む必要がある.
  1. おもむろに財布を取り出す
  2. 財布から現金を取り出し,お札や硬貨の枚数を数える
  3. 店員が現金をレジに投入する
  4. 店員からお釣りとレシートをもらう
  5. お釣りを財布に入れつつ,レシートとともにポケットにいれる
本稿の残りの部分において,クレジットカード決済よりも利便性が高いために,筆者が代替決済手段として選んでいる場合について述べる.

交通系ICカード

筆者は通勤に公共交通機関(福岡市地下鉄と西鉄バス)を利用している.公共交通機関の運賃ではクレジットカードは使えないために交通系ICカードまたは現金決済になる.現金で支払う場合,地下鉄に乗るときには,料金案内板を見て運賃を計算し,自動券売機に現金を入れて切符を買い,自動改札に切符を入れ,改札後の切符を受け取る.また,バスに乗るときには,整理券を受け取り,料金案内版を見て運賃を計算し,お釣りがないように運賃箱に入れる手順となる.これら一連の工程に対して,交通系ICカードは改札やバス出入り口でかざすだけで完了する利点がある.
筆者の居住地域では,はやかけんエリア(福岡市交通局)とnimocaエリア(九州地域)に該当している.両者は全国相互利用サービスに加盟しているため,提携している交通系ICカードを1枚だけ持つだけでよい.そののため,持ち歩くカードの枚数を減らすために,筆者はスマートホン内蔵タイプの交通系ICカードを利用している.
スマートホン内蔵タイプの交通系ICカードを利用する利点として,持ち歩くカードの枚数を減らせる点,指先だけの操作で簡単にチャージできる点が挙げられる.筆者はXperia XZ2 compact(Androidスマートホン,docomo回線)のGoogle payに登録したsuicaを利用している.Google pay登録のsuicaは一部の機能が利用できない欠点があるが,年会費が不要である利点がある.ちなみに,その欠点を補うために,筆者はApple社iPhone上のApple payにもモバイルsuicaを登録することにより,モバイルsuicaの全機能を無料で使えるようにしている.
交通系ICカードは,公共交通機関の利用以外に加盟店での買い物の決済でも利用できる.ただし,モバイルsuicaにクレジットカードでチャージするとき,クレジットカードのポイント付与対象外になるためポイント還元の点で不利である.この問題点を改善するために,筆者はKyashと呼ばれるサービスを介することによって,クレジットカード利用ポイントを得ている.すなわち,Google pay決済にKyashを登録しておき,Google pay版suicaのチャージをGoogle pay決済で行えば,クレジットカードポイント付与対象になる.同様の設定をiPhoneのモバイルsuicaでも行っている.

JRエクスプレスサービス

新幹線に乗るとき,長い行列ができているみどりの窓口で切符を買うことは問題外である.また,クレジットカード決済に対応したみどりの券売機で購入することは,筆者が許容できる最大の妥協点である.それでは筆者がどのように切符を手配しているかというと,エクスプレス予約と呼ばれるオンラインの発券サービスを利用している.筆者は三井住友VISAカードの会員ページから,JR東海エクスプレス予約サービス(プラスEX会員)に登録している.エクスプレス予約を使うことにより,東海道・山陽新幹線の東京駅から博多駅の区間において,スマートホンを使用して,いつでも切符を手配することができる.また,筆者はiPhoneに登録しているsuicaを会員番号に紐付けしているため,EX-ICカードがなくてもiPhoneだけで改札を抜けることができる.

JALタッチ・アンド・ゴー

筆者は日本航空(JAL)を原則として利用している.搭乗券はJALホームページ(パソコン)から予約とクレジットカード決済で手配している.また,飛行機への搭乗手続きについては,RFID内蔵のJALカード(または,スマートホン)を用いてJALタッチ・アンド・ゴーを利用している.ICカードは紙やスマートホンの画面に表示したQRコードを利用する手法と比較して,認証スピードが速い利点がある.例えば,QRコードをスマートホンに表示して颯爽と登場している人もいるが,そういう人に限って途中でスマートホンの画面が暗くなるか,焦って誤操作により別の表示されて慌てている.そのような状況で改札を抜けようとする人混みの列を避けて慌てている様子は見苦しいと思うので,このような事案を防ぐために本スタイルに落ち着いている.

WAON(ワオン)・楽天Edy(エディ)

コンビニと一部のお店では,クレジットカード決済よりも利便性が高い電子マネー(NFC)を使っている.筆者がよく利用する電子マネーはWAONと楽天Edyである.WAONについては,Xperia XZ2 compactのおサイフケータイに登録して利用している.また,JALカードに紐付けしているため,WAONを利用することによりJALマイレージが貯まる.一方,楽天Edyについては楽天カードに紐付けしているために楽天ポイントが貯まる.楽天カード本体に内蔵されているほか,Xperia XZ2 compactのおサイフケータイにも登録している.WAONと楽天Edyについては,ポイント還元率が2%程度あるので優先的に利用している.

nanaco(ナナコ)・iD(アイディー)

電子マネーにはnanacoとiDもあり,筆者はXperia XZ2 compactのおサイフケータイに登録している.nanacoに関しては,ポイント還元率が1%のため積極的に利用していない.ただし,セブンイレブンで特定の商品の購入にはポイントが上乗せされたり,キャンペーンを行っていることがあるので,そのような場合は優先的に利用している.一方,iDは三井住友VISAカードに搭載されている.こちらに関してもポイント還元率が1%のために積極的に利用していない.また,ポストペイ型の電子マネーであるため,少額決済というよりも数千円程度の決済で利用している.その理由は,プリペイド型の電子マネーのチャージ回数を減らすためである.

QUICPay(クイックペイ)・アメックスコンタクトレス

アメックスカードを iPhone のApple payに登録すると,国内専用に QUICPay が割り振られる.先述したiDと同様にポストペイ型の電子マネーであるため,iDと同じような使い方をしている.一方,アメックスカード本体とApple payには,アメックスコンタクトレス決済も利用できる.アメックスコンタクトレスは主として海外で使われているNFC決済であるため,海外渡航の際には大変にお世話になっている.また,国内ではローソンとマクドナルドで利用したことがある.とくにローソンでは,Apple payにポンタカードを登録することにより,決済と同時にポイント付与も完了するので便利である.

スターバックスカード

スターバックスでの買物で利用できる電子マネーとして,カードタイプのスターバックスカードとそのモバイル版のアプリを利用している.スターバックスでしか利用することができないが,ポイント移行先の最終目的地に設定したり,クレジットカード会社が行っているチャージキャンペーン(ポイント上乗せ等)でお世話になっている.

QRコード決済

最近世間を賑わせているキャッシュレス決済としては,スマートホンを用いたQRコード決済である.キャッシュレス決済が乱立しているという表現を使う場合,主としてQRコード決済を指してもよいと考える.楽天ペイ,LINEペイ,d払い,あたりまでは筆者も我慢していたが,Origami pay,PayPay,YOKA Pay,はまPay,ゆうちょPayとくればいい加減にしてくれという気持ちになっている.筆者はNFC決済と比べて面倒くさいので,QRコード決済を積極的に使うつもりはない.とはいえ食わず嫌いもよくないので,楽天ペイ,LINEペイ,PayPay,d払いの4種類についてはスマートホンに設定している.今後の動向を注視したい.

おわりに

本稿では,30代独身男性の筆者の決済手段をまとめた.原則的にクレジットカードを主軸として,クレジットカードが使えない場合に現金を用いて支払いを行っている.そのうえで,利便性が高い決済手段があれば併用するスタイルとしており,いくつかのサービスやコンタクトレス決済について述べた.

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