2019-02-24

ポイント活動(ポイ活)の取り組み

最近,猫も杓子もポイントやキャッシュバックなどのポイント活動(ポイ活)が流行っている.思うに,ポイ活疲れという言葉も生まれそうな勢いである.一方,ポイ活の参加人数が増大したためであろう,クレジットカードの還元率についてもずいぶんと下がってきた.
このような状況においては,ポイントが勝手に貯まっていたという状況にしておいた方が健康的であると考え,筆者は日常生活でストレスがない範囲内でポイ活を行っている.本稿では,実際に筆者が貯めているポイントについて述べる.具体的には,Tポイント,楽天ポイント,dポイント,JALマイレージ,アメックスカードのメンバーシップ・リワード,そして三井住友カードのワールドプレゼントに焦点をあてる.ポイ活の参考にしていただけると幸いである.

Tポイント

筆者はTポイントを無料のTポイントカードを用いて貯めている.利便性をよくするために,カードタイプのTカードをスマートホンのモバイルアプリにも登録しておき,できる限りバーコード表示で解決できるようにしている.以前はツタヤTカードプラスも併用していたが,年会費(500円)を支払うこと以上のベネフィットを見いだせなかったために,先日のブログ記事において言及したとおり解約した.
最近,Tポイントは他社の共通ポイントサービスに押され気味で,個人情報の取り扱い方で軽く問題になって以降,少なからず人気が落ちているように感じている.筆者自身の場合を思い返すと,TカードやTポイントのベネフィットが得られたのは大学生の頃がピークであったように思う.やはり生活スタイルには合わないと貯めにくいため,自身の生活スタイルにいかにしてマッチさせるかが課題であろう.
筆者が利用しているTポイントが貯まる加盟店には,カメラのキタムラ,ファミリーマート,レッドキャベツ,ドトール,吉野家,洋服の青山,エネオス,オートバックス,ヤマト運輸,そしてツタヤに併設されたスターバックスがある.また,新生銀行が毎月行っているキャンペーンにも応募して,Tポイントを逃さないようにしている.グアム渡航の際には,JPスーパーストアでもTポイントが貯まるのはありがたい.

楽天ポイント

楽天ポイントは楽天経済圏と通称される楽天の関連サービスを利用すると貯めることができる.筆者は,楽天トラベル,楽天銀行,楽天証券,楽天カード,楽天Edyの利用で楽天ポイントを貯めている.また,他社のウェブサービスを利用する場合であっても,楽天Rebatesを経由させることにより楽天ポイントが付与される.
そのほか筆者が利用している楽天ポイントが貯まる加盟店には,デイリーヤマザキ,ポプラ,くすりのレディがある.また,出光石油では,楽天ポイントの期間限定ポイントをガソリンに交換している.それ以外のお店でも,偶然に立ち寄ったお店が加盟店だったということはよくある.

dポイント

筆者は自宅の固定回線(電話回線,インターネット回線)と移動回線(携帯電話,スマートホン)はdocomoを利用しているため,その通信料金の支払いに対してdポイントが貯まっている.一方,ポインコ兄弟で知られているdポイントカードを使ってdポイントを貯められる加盟店が増えてきた.ただし,dカードを上手く活用すればdポイントもたくさん貯められるように思うが,不必要にクレジットカードを増やしたくないので,一般のdポイントだけを貯めることができるカードを利用している.
筆者がdポイントを貯めている加盟店には,マクドナルド,マツモトキヨシ,やまや,東急ハンズがある.また,グアムやハワイに行ったとき,Tギャラリアでも貯められるのはうれしい.

JALマイレージ

JALとJALが加盟しているワンワールド系の航空会社の飛行機にに乗るとき,飛行距離に応じてJALマイレージは加算される.また,日常生活の中でJALカードを使うとき,その支払金額に対してもJALマイレージが貯まる.むしろ後者の方が貯まるペースが速いため陸マイラーと呼ばれる人たちがいる.
筆者は国内線と国際線はJALの飛行機を利用することがほとんどなので,飛行機に搭乗することによるJALマイレージが付与されている.このとき,JALカード ツアープレミアム(年間登録手数料:2,160円)に登録しているため,飛行機のチケットの種類(ツアーや先得などの割引き航空券)に関わらず,区間マイレージは減らされることなく貯められる.
また,筆者はJALカードを保有していて,JMB WAONへのチャージとJAL旅行積立の支払いでもJALマイレージを貯めている.このとき,JALカードショッピングマイル・プレミアム(年会費:3,240円)に登録しているため,JALカードを利用したときのJALマイレージは2倍付与される(一般:200円=マイルから会員:100円=1マイル).

アメックスカード(メンバーシップ・リワード)

アメックスカードのポイントサービスはメンバーシップ・リワードと呼ばれ,アメックスカードを100円利用することにより1ポイント貯まる.筆者はメンバーシップ・リワード・プラス(年会費:3,240円)に加入しているので,ポイントの有効期限が無制限,航空会社の航空券の支払いにポイントを充てるとき,1ポイント1円(標準は1ポイント0.3円)で利用することができる.また,メンバーシップ・リワード・プラスのご登録者様限定のプログラムとして,ボーナスポイントプログラムがある.具体的には,iTunes Store/App Store,JAL公式ウェブサイト,Amazon.co.jpでの利用に対して,標準ポイントに加えて2ポイントが追加される.
ポイントの利用方法に関しては,筆者は面倒くさがりなので,JAL航空券の決済に対して,ポイントフリーダムによりその支払いに充てている.このとき,還元率は最大3%になる.ちなみに,ポイントフリーダムは還元率が下がるので,他のマイレージ等に移し替えるのが正解かもしれない点を補足する.ポイントフリーダムは,アメリカンエキスプレスが提供しているスマホアプリから申請することができるので便利である.

三井住友カード(ワールドプレゼント)

三井住友カードのポイントサービスはワールドプレゼントと呼ばれ,三井住友カードを1,000円利用するごとに1ポイント貯まる.クレジットカード決済金額のポイント加算単位が,アメックスカードは100円ごとになるのに対して三井住友カードは1,000円ごとになるので,端数が出たときは不利になる.たとえば,999円の利用であれば,アメックスカードは9ポイントもらえるが,三井住友カードは0ポイントになる.
ワールドポイントは,例えばiDバリューと呼ばれる,毎月の電子マネーiDの支払いに充てる場合,1ポイント=5円(0.5%還元)に換算される.この基本ポイントに加えて,前年度の利用実績によってV1からV3にカテゴライズされたボーナスポイントが付与される.また,ココイコ!とポイントUPモールを活用することによってポイント付与率を改善することができる.

2019-02-17

30代男性が使っている7枚のクレジットカード

本稿では筆者(30代前半・独身・男性)が保有しているクレジットカードについて紹介する.日常生活を送るうえで,他人のカード構成を知る機会はあまりないと思う.筆者は7枚のクレジットカードを保有している.平均的なカード枚数から考えると多い方だと思うが,試行錯誤の結果にたどり着いた構成である.参考にしていただけると幸いである.
筆者が保有しているクレジットカードは次の通りである.本稿では,以下のクレジットカードについて筆者の考え方について述べる.
  • 三井住友カード
  • アメリカンエキスプレスカード
  • JALカード
  • エムアイカード
  • 楽天カード
  • ツタヤTカードプラス
  • ゆめカード

三井住友カード

三井住友VISAカードは筆者がはじめて手にしたクレジットカードである.当時,クラシックカード(学生)という取り扱いで発行してもらった.三井住友カードはクセがなく,クレジットカード初心者がイロハを学ぶには良いカードであると思う.実際,筆者がクレジットカードの知識が全くなかった頃からクレジットカードの切り方を学ばせてもらった.その後,クレジットカードを人並みに使いこなすことができるようになてからも,三井住友VISAカードは新しいサービスや技術を積極的に導入しているので利便性が高くずっと使い続けている.
クレジットカードの取得には審査を受ける必要があり,一般に三井住友カードは謎審査をしていると言われることがある.それがゆえに,カード取得が難しいと言われる場合がある.例えば,大学等を卒業して社会人として働きはじめた直後にカードを申し込む場合,その審査に落ちて発行されないこともあるようだ.このような状況もありえると聞いていたので,筆者は学生カードとしてクラシックカードを発行してもらった経緯がある.学生向けのクラシックカードについては,筆者の周辺からいえることは,一般的な四年制大学に在籍しているのであれば問題なく発行されるように感じている.
三井住友カードは育てることができるクレジットカードである.すなわち,クラシックカード(クラシックカードA),プライムゴールドカード(20代向けゴールドカード),ゴールドカード,そしてプラチナカードのラインナップがある.三井住友カードは日本人をよく分析していて,人生を歩んでいくにつれて必要な機能やサービスを各カードで上手くカバーして提供しているように思う.例えば,クレジットカード初心者や単純に決済専用として割り切って使う人はクラシックカード,社会人として一生懸命に働く人を支えるゴールドカード,そして日本を引っ張り世界に挑戦しようと頑張っている人にはプラチナカードが符合していると思う.人生の各ステージで必要なサービスを的確に提供してくれる.
三井住友カードは,クレジットカード券面の色の違いによって年会費と付帯サービスが異なっている.それ以外の違いとして,利用限度額(ショッピング枠)の範囲も変わってくる.ひとつの目安として,公式には,クラシックカードは10万円から80万円,ゴールドカードは50万円から200万円,プラチナカードは300万円以上に設定されている.筆者の感覚としては,クラシックカードは10万円から100万円,ゴールドカードは80万円から300万円,プラチナカードは300万円から1,000万円程度の利用限度額が設定されているように感じている.
三井住友カードを利用するうえで便利な機能として,筆者はAndroidスマホとiPhoneにポストペイ電子マネーiDを設定している.そのため,対応している加盟店ではクレジットカードを使わなくてもコンタクトレス決済が可能である.また,クレジットカード裏面に顔写真を入れることができるので,カード利用時にサインと併せて自分のカードであると主張しやすい点も地味にうれしい.

アメリカンエキスプレスカード

アメックスカードについては別のブログ記事において詳細を述べているので,そちらの記事も参考にしていただきたい.さて,アメックスカードは会社員であればほぼ間違いなく取得でき,自営業であったとしても柔軟に対応してくれるので,三井住友カードのような銀行系カードと比べて融通が効くように思う.また,利用限度額が明示的に設定されていないことも他のクレジットカードにはない特徴であると思う.ちなみに,クレジットカードデスクに電話で目安となる金額を教えてもらった方がトラブルは少ない.
アメックスカードには,グリーンカード,ゴールドカード,プラチナカード,ブラックカード(センチュリオンカード)とカードを育てる楽しみもある.注意点として,三井住友カード等とは異なり,カード券面によって限度額の目安が決まっているわけではなく,保有者ごとに決まっていることである.そのため,限度額が300万円のグリーンカードがあれば,限度額が30万円のプラチナカードもあり得る.従って,カードのグレードに関しては,カード券面の輝きにステータスという名の保有欲を満たす,またはグレードに応じた付帯サービスの内容で決めるべきであろうと筆者は考えている.

JALカード

筆者は日本航空(JAL)の飛行機に乗ることが多いので,JALカードを発行している.一般のマイレージのみ貯めることができるカードと比較して,陸マイラーとして,街中での買い物でもマイレージが貯まる点も良いかと思う.ただし,陸マイラーを本気で目指すのであれば,一般に,JALマイレージよりもANAマイレージの方が有利である点を補足する.
筆者はJALカードは,空港内のJAL系のショップ(BLUE SKY,JAL DUTYFREE等)における優待特典,JALカード特約店での優待特典,電子マネーWAONへのチャージによるマイレージ上乗せ特典,JAL旅行積立の支払いカード(JALカードのみ対応)として利用している.また,JALカード本体(プラスチック筐体)にNFC機能が入っているため,飛行機に搭乗するときはタッチ・アンド・ゴーが利用できて便利である.

エムアイカード

エムアイカードは三越伊勢丹ホールディングスが発行しているクレジットカードで,筆者は福岡三越・岩田屋,松山三越,国内三越伊勢丹で買物をするときに利用している.エムアイカードは,店舗でエムアイカードで決済しておき,エムアイカードATMにて支払った金額をまとめて入金することができる.そのため,小銭が増えなくてよい,現金のやりとりが減らせるので時間が短縮できる,人間同士でお金の勘定で間違えを防げる,そしてクレジットカードの借金をその日のうちに返済できる利点がある.ただし,エムアイカードATMで入金できなかった場合は,通常の口座引落しになるだけなので安心である.

楽天カード

楽天カードは,JCBカードや三井住友VISAカードをおさえて,保有しているカードランキングで上位に位置していると聞いたことがある.昨今,楽天経済圏と言われる楽天グループによる囲い込み戦略の恩恵をうけるためには必需のカードであると思う.実際,筆者は楽天銀行・楽天証券を利用しており,ネット通販はAmazonとヨドバシカメラに加えて楽天市場にて買物することも多い.核となる楽天ポイントを効率的に利用するためには,楽天カードは適していると思う.
筆者は楽天プレミアムカードの年会費無料キャンペーンに釣られて保有している.楽天プレミアムカードの特典には,プライオリティパス付帯,海外渡航時の空港手荷物宅配サービスが挙げられる.また,楽天Edyにチャージをする場合,楽天カードからのチャージに対してポイントが付与される(キャンペーンを併用するとポイントが上乗せされる).ただし,次回更新の際には年会費が不要の一般カードに格下げすることも検討している.

ツタヤTカードプラス

筆者はTカードプラスは,専らTポイントを貯めるために使っている.学生の頃は使い勝手が良いと感じていたが,クレジットカード会社が想定するホルダーのイメージに合わなくなってきているためかイマイチに感じている.現在,解約することを検討している.

ゆめカード

専らゆめタウンでのポイントカードとして使っている.筆者が高松に在住していた頃は,ゆめタウン高松によく行っていたので,よく利用していた.高松を離れるときに解約しようと考えていたが,福岡にもゆめタウン博多があるので,しばらく保有しておこうと考えている.次回,引っ越しをしてゆめタウンがない街に行くのであれば,その機会に解約しようと考えている.

2019-02-10

海外にお金をどのように持っていくか?(2019年)

海外旅行や仕事で海外渡航する場合,海外にどのようにお金を持って行くかという問題に正解はないと思う.本稿では,その問いに対する筆者の一意見を述べる.

お金のバランス

海外渡航期間を1週間程度と想定するとき,必要なお金には,飛行機のチケット代,ホテル宿泊費,現地滞在費,お土産代がある.飛行機のチケット代とホテル宿泊費については,予約の際に事前に支払うことが多いと思う.そのため,主として考えるべき予算は,現地滞在費,お土産代に絞られるであろう.
現地滞在費とお土産代の予算の目安は,渡航先の物価水準,観光の日程,お土産の量(とくにハイブランドの商品を買うか否か)によって変わる.一例として,筆者(30代独身男性・主として仕事で海外渡航することが多い)の場合,現地滞在費は1日あたり1万円,お土産代は2~3万円として概算している.くわえて,もし同伴者がいる場合は,現地滞在費を人数でかけ算する.
海外に持ち出す金額が決定した後は,どのような手段を用いてそのお金を持ち出すかが重要であろう.例えば,旅行代理店を通じた初心者向けのツアーであれば,日本円の現金だけを持参しても対応できることがある.一方,個人手配かそれに準じる形態であれば,現金だけで対応できることは稀である.本稿では,後者の場合について筆者の考え方を紹介する.

クレジットカード

海外渡航ではクレジットカードは必須である.例えば,ホテルにチェックインする際にはクレジットカードの提示(デポジット)が求められるので,乱暴に言い方ではあるがクレジットカードがなければホテルに宿泊することすらできない.持参するクレジットカードについては,その国際ブランドを分散しておく方が安心である.
具体的には,VISAとMastercardの2枚を持って行くことは必須として,アメリカンエキスプレス(American express),JCB,Diners Club card,銀聯(Union pay)を併せ持つと心強い.一例として,筆者は下記のクレジットカードを持参している.
  • アメックスカード(プロパー):アメックスカードはメイン決済用のクレジットカードとして利用している.カードフェイスは万国共通のため,一見しただけでそれがアメックスカードであると認識される利点がある.また,ICチップとNFC決済(アメックスコンタクトレス)を搭載しているため,セキュアかつ簡易な操作で決済できる(余計なやりとりが不要になる)利点もある.一方,VISAやMasterと比較して,加盟店数が少ない欠点がある.国内ではJCBと提携しているので,クレジットカードが使える加盟店ではまず断られることはないが,海外ではアメックスのロゴがなければ利用できない.
  • 三井住友VISAカード(プロパー):アメックスカードが使えない場合を想定して,三井住友VISAカードをサブ決済用のクレジットカードとして利用している.カードフェイスは落ち着いたデザインであるため,どこで利用しても恥ずかしさのない利点がある.また,筆者はキャッシング枠を設定しているため,海外ATMでの現地通貨の引出しサービス(海外キャッシング)が利用できる利点もある.キャッシングに関しては,アメックスカードでは設定ができない点を補足する.欠点に関しては,筆者は思いつかない.
  • 三井住友MASTERカード(プロパー):三井住友カードはVISAが有名であるが,実はMastercardブランドも発行している.Mastercardが使える加盟店ではVISAも利用できる場合がほとんどであるが,まれにMastercardしか利用できない店舗(コストコ等)もある点に注意するべきであろう.そのような状況に対処するために,筆者はVISAとMastercardのデュアル発行をしている.今どきは死語であるかもしれないが,いわゆるマイナーマスター問題も考慮して,JALカードに付帯しているMastercardについては,DCカード(三菱UFJニコス,MUFGカード)ブランドにて発行している点を補足する.
  • 三井住友銀聯カード(プロパー):三井住友カードが銀聯グループと提携して発行,三井住友VISAカードに追加カードとして,三井住友銀聯カードを取得している.銀聯カードはアジア圏において加盟店を着実に増やしている.台湾ではVISAとMastercardのロゴの隣に,JCBではなく銀聯のロゴが提示される場面もあった.新参とはいえ銀聯ネットワークの大きさは無視できないので,先のMastercardと同様に予備カードとして位置づけている.
クレジットカードを利用する注意点としては,クレジットカードの所在に気を配り暗証番号は知られないようにしなければならない.とくに,クレジットカードの情報を不正に取得して,不正に偽造(コピー)したカードを使われるというスキミング被害はニュースでよく取り上げられているだろう.
不正利用に対しては,クレジットカード会社の補償があるので安心と言われているが,念には念を入れて,筆者は少しでも不審に感じた場合はクレジットカードの利用を控えている.また,ICチップを搭載したクレジットカードにおいて,暗証番号による決済に関しては補償対象外であると規約に明記されている場合もある点には注意したい.
海外渡航ではクレジットは必須かつ利便性は高いが,その取り扱いには十分注意しなければならない.カードによる不正利用の被害を避けるために,筆者は不審な場所では利用しないだけでなく,不必要にクレジットカードを持って行かない,各クレジットカードの利用限度額は必要最小限に下げておくなどの自衛も必要である.

現金(日本円・米ドル・現地通貨)

現金は必要不可欠であることはいうまでもないが,盗難されるリスクがあるため,必要以上に持ち歩かないことが重要である.現金は仮に盗まれても致命的にならないようにしておくことが原則であり,念頭にいれておくべきであろう.また,日本では考えにくいことだが,現金は偽札をつかまされるリスクもある.自衛手段としては,汚い紙幣は受け取らない(別のお札を要求する),高額紙幣は使わないようにする,そして数え間違いがないように注意することも重要である.
次に,現地通貨現金にどのようにして両替したらよいかについて述べる.海外渡航に慣れてくると,後述するクレジットカードを利用した海外キャッシング,海外トラベルプリペイドカード,国際キャッシュカードを利用すると,お得な手数料で両替できる.本セクションでは,基本となる両替所での外貨両替について焦点をあてる.外貨両替の基本ルールは次の3点である.
  1. 米ドルと欧ユーロは国内,それ以外は現地で両替すると両替の為替レートが良い.
  2. 日本円の通用度が高いアジア圏では日本円から,それ以外の地域では米ドル・欧ユーロを国内で両替しておき現地では米ドル・欧ユーロを使って両替する.
  3. 外貨両替所に差し出す紙幣は,可能な限り新札(ピン札)の方がトラブルを防げる.また,高額紙幣の方が有利な為替レートを提示されることがある.
1.について,はじめての渡航先である場合,不測の事態を想定して手数料が多くかかることを承知の上である程度の現地通貨を国内で両替しておくと安心である.2.について,筆者がシンガポールを訪れた際,日本円からシンガポールドルへの両替に必要な手数料はそれほど高くはなかった(空港,街中の両替所にて).一方,カナダに渡航した際は,日本円の通用度が低いためか,両替手数料として30%程度かかった(空港にて).そのため,二重で手数料(クロスボーダー手数料)を支払ったとしても,米ドルを介した方が正解だった.3.について,マレーシアで両替をしようとしたとき,50ドル札と100ドル札,20ドル札以下の2つの区分で為替レートが示されていた(高額紙幣の方が有利な為替レートを提示していた).

海外キャッシング(クレジットカード)

クレジットカード会社によっては,クレジットカードを使ったキャッシングが利用できる場合がある.キャッシングとは端的に言うと借金であり,聡明な読者の皆様は鳥肌が立つほどに嫌う行為であると想像する.一方,キャッシングサービスの中には,国内のATMだけではなく海外のATMから現金を借りることができることもある.
海外キャッシングは,現金を借りるために利息と手数料を支払わなければならないが,両者を足し算したとしても,両替所での手数料と比べて割安である.筆者は三井住友カードに海外キャッシングができるように設定し,帰国後に繰り上げ返済によって速やかに借金の返済を行っている.両替手数料を節約する目的であり,かつ十分に返済することが可能な範囲の金額であれば,現地通貨を得る手段として,海外キャッシングサービスを選択肢に加えても良いかと思う.

海外用トラベルプリペイドカード

クレジットカードのキャッシングは個人の与信に大きく依存するため,人によっては付与されないこともある.さらに,いかなる理由があろうとも借金はできない信条,または繰上げ返済の手間が面倒くさいということもあるだろう.そこで,事前にお金をチャージすることにより,その残高の範囲内で利用できる海外用トラベルプリペイドカードが代替手段になる.筆者が利用している海外用トラベルプリペイドカードについては,次の3種類である.各々のカードには一長一短の特徴があるが,結果的にどれも同じような使い心地であるように思う.
  • 新生銀行GAICA(Flex機能付き):円貨の入金手数料は無料,外貨(米ドル,欧ユーロ,豪ドル,英ポンド)の入金手数料は3.5%で,新生銀行の口座からチャージすることができる.また,海外ATMから現地通貨を引き出すとき,ATM手数料は無料,日本円から現地通貨に対してVISAインターナショナルの為替レートで両替され,その際の為替手数料は4.0%である.ちなみに,新生銀行のTポイントプログラムにエントリーしておくと,海外ATM利用で1回あたり50ポイント(最大100ポイント)が付与される.
  • JAL Global Wallet:円貨を指定銀行口座(みずほ銀行,三井住友銀行,りそな銀行,住信SBIネット銀行口座振替チャージ)にて送金することによりチャージが可能で,その際の振込み手数料と入金手数料200円は利用者負担である.指定外貨(米ドル,米ドル,欧ユーロ,英ポンド,豪ドル,ニュージランドドル,カナダドル,スイスフラン,香港ドル,タイバーツ,シンガポールドル,マレーシアリンギット,中国人民元,台湾ドル,韓国ウォン)はスマホアプリでリアルタイムの両替可能,それ以外は4.0%の外貨両替手数料が必要である.また,海外ATMから現地通貨を引き出す際に,200円のATM手数料がかかる.指定外貨に関しては為替手数料が無料のように思えるが,スマホアプリで両替するときに手数料込みの為替レートが表示されると考えるべきであろう.また,利用金額200円あたり1マイルが付与される.
  • マネパカード:円貨の入金手数料は無料,外貨(米ドル,欧ユーロ,英ポンド,豪ドル,香港ドル)の入金手数料は1%(3月16日より)で,マネーパートナーズ証券のFX口座からチャージすることができる.海外ATMから現地通貨を引き出すとき,約200円のATM手数料がかかる.外貨両替については,為替手数料は無料,マネーパートナーズ証券が提示するFXレートに20PIPS上乗せした為替レートで計算される.

国際キャッシュカード

セブン銀行や楽天カードは,普段利用しているキャッシュカードが海外でも使えるため,国際キャッシュカードとして利用することができる.クレジットカードの海外キャッシングの設定に嫌悪感がある,または海外トラベルプリペイドカードの手続きが面倒くさいときには,十分に利用価値の高いサービスであると思う.

おわりに

本稿では海外でのお金の持ち方を紹介した.読者の皆様の参考になれば幸いである.

2019-02-04

30代男性が使っているキャッシュレス決済の選び方

本稿では,30代独身男性の筆者が日常生活における決済手段をどのように選んでいるかまとめる.筆者の場合,原則的にクレジットカードを主軸として,クレジットカードが使えない場合に現金を用いて支払いを行っている.そのうえで,もし利便性(コスパ)が高い別の手段があるようであれば,その手段を併用するスタイルをとっている.

クレジットカード v.s. 現金

筆者がクレジットカードをメイン決済手段に設定している最大の理由は,対比する現金の取り扱いコスト(ハンドリングコスト)が大きいからである.すなわち,現金には手数料を支払って銀行から引出し,嵩張る紙幣や重たい硬貨を持ち運び,支払いの際に手間をかけて数えて,紛失や盗難されるリスクにさらされる欠点がある.これら現金の欠点は,クレジットカードを用いることで解決することができる.また,クレジットカード決済と現金決済の決済手順を比較すると,クレジットカード決済の方が決済手順の行程が少ない理由もある.具体的には次の通りである.
クレジットカード決済は次の4手順を踏む必要がある.
  1. おもむろにクレジットカードを取り出して店員に渡す
  2. 店員がクレジットカードを端末に通す
  3. 店員からクレジットカードを返却してもらい,暗証番号や署名を行う
  4. クレジットカードをポケットに入れてつつ,レシートをもらう
一方,現金決済は次の5手順を踏む必要がある.
  1. おもむろに財布を取り出す
  2. 財布から現金を取り出し,お札や硬貨の枚数を数える
  3. 店員が現金をレジに投入する
  4. 店員からお釣りとレシートをもらう
  5. お釣りを財布に入れつつ,レシートとともにポケットにいれる
本稿の残りの部分において,クレジットカード決済よりも利便性が高いために,筆者が代替決済手段として選んでいる場合について述べる.

交通系ICカード

筆者は通勤に公共交通機関(福岡市地下鉄と西鉄バス)を利用している.公共交通機関の運賃ではクレジットカードは使えないために交通系ICカードまたは現金決済になる.現金で支払う場合,地下鉄に乗るときには,料金案内板を見て運賃を計算し,自動券売機に現金を入れて切符を買い,自動改札に切符を入れ,改札後の切符を受け取る.また,バスに乗るときには,整理券を受け取り,料金案内版を見て運賃を計算し,お釣りがないように運賃箱に入れる手順となる.これら一連の工程に対して,交通系ICカードは改札やバス出入り口でかざすだけで完了する利点がある.
筆者の居住地域では,はやかけんエリア(福岡市交通局)とnimocaエリア(九州地域)に該当している.両者は全国相互利用サービスに加盟しているため,提携している交通系ICカードを1枚だけ持つだけでよい.そののため,持ち歩くカードの枚数を減らすために,筆者はスマートホン内蔵タイプの交通系ICカードを利用している.
スマートホン内蔵タイプの交通系ICカードを利用する利点として,持ち歩くカードの枚数を減らせる点,指先だけの操作で簡単にチャージできる点が挙げられる.筆者はXperia XZ2 compact(Androidスマートホン,docomo回線)のGoogle payに登録したsuicaを利用している.Google pay登録のsuicaは一部の機能が利用できない欠点があるが,年会費が不要である利点がある.ちなみに,その欠点を補うために,筆者はApple社iPhone上のApple payにもモバイルsuicaを登録することにより,モバイルsuicaの全機能を無料で使えるようにしている.
交通系ICカードは,公共交通機関の利用以外に加盟店での買い物の決済でも利用できる.ただし,モバイルsuicaにクレジットカードでチャージするとき,クレジットカードのポイント付与対象外になるためポイント還元の点で不利である.この問題点を改善するために,筆者はKyashと呼ばれるサービスを介することによって,クレジットカード利用ポイントを得ている.すなわち,Google pay決済にKyashを登録しておき,Google pay版suicaのチャージをGoogle pay決済で行えば,クレジットカードポイント付与対象になる.同様の設定をiPhoneのモバイルsuicaでも行っている.

JRエクスプレスサービス

新幹線に乗るとき,長い行列ができているみどりの窓口で切符を買うことは問題外である.また,クレジットカード決済に対応したみどりの券売機で購入することは,筆者が許容できる最大の妥協点である.それでは筆者がどのように切符を手配しているかというと,エクスプレス予約と呼ばれるオンラインの発券サービスを利用している.筆者は三井住友VISAカードの会員ページから,JR東海エクスプレス予約サービス(プラスEX会員)に登録している.エクスプレス予約を使うことにより,東海道・山陽新幹線の東京駅から博多駅の区間において,スマートホンを使用して,いつでも切符を手配することができる.また,筆者はiPhoneに登録しているsuicaを会員番号に紐付けしているため,EX-ICカードがなくてもiPhoneだけで改札を抜けることができる.

JALタッチ・アンド・ゴー

筆者は日本航空(JAL)を原則として利用している.搭乗券はJALホームページ(パソコン)から予約とクレジットカード決済で手配している.また,飛行機への搭乗手続きについては,RFID内蔵のJALカード(または,スマートホン)を用いてJALタッチ・アンド・ゴーを利用している.ICカードは紙やスマートホンの画面に表示したQRコードを利用する手法と比較して,認証スピードが速い利点がある.例えば,QRコードをスマートホンに表示して颯爽と登場している人もいるが,そういう人に限って途中でスマートホンの画面が暗くなるか,焦って誤操作により別の表示されて慌てている.そのような状況で改札を抜けようとする人混みの列を避けて慌てている様子は見苦しいと思うので,このような事案を防ぐために本スタイルに落ち着いている.

WAON(ワオン)・楽天Edy(エディ)

コンビニと一部のお店では,クレジットカード決済よりも利便性が高い電子マネー(NFC)を使っている.筆者がよく利用する電子マネーはWAONと楽天Edyである.WAONについては,Xperia XZ2 compactのおサイフケータイに登録して利用している.また,JALカードに紐付けしているため,WAONを利用することによりJALマイレージが貯まる.一方,楽天Edyについては楽天カードに紐付けしているために楽天ポイントが貯まる.楽天カード本体に内蔵されているほか,Xperia XZ2 compactのおサイフケータイにも登録している.WAONと楽天Edyについては,ポイント還元率が2%程度あるので優先的に利用している.

nanaco(ナナコ)・iD(アイディー)

電子マネーにはnanacoとiDもあり,筆者はXperia XZ2 compactのおサイフケータイに登録している.nanacoに関しては,ポイント還元率が1%のため積極的に利用していない.ただし,セブンイレブンで特定の商品の購入にはポイントが上乗せされたり,キャンペーンを行っていることがあるので,そのような場合は優先的に利用している.一方,iDは三井住友VISAカードに搭載されている.こちらに関してもポイント還元率が1%のために積極的に利用していない.また,ポストペイ型の電子マネーであるため,少額決済というよりも数千円程度の決済で利用している.その理由は,プリペイド型の電子マネーのチャージ回数を減らすためである.

QUICPay(クイックペイ)・アメックスコンタクトレス

アメックスカードを iPhone のApple payに登録すると,国内専用に QUICPay が割り振られる.先述したiDと同様にポストペイ型の電子マネーであるため,iDと同じような使い方をしている.一方,アメックスカード本体とApple payには,アメックスコンタクトレス決済も利用できる.アメックスコンタクトレスは主として海外で使われているNFC決済であるため,海外渡航の際には大変にお世話になっている.また,国内ではローソンとマクドナルドで利用したことがある.とくにローソンでは,Apple payにポンタカードを登録することにより,決済と同時にポイント付与も完了するので便利である.

スターバックスカード

スターバックスでの買物で利用できる電子マネーとして,カードタイプのスターバックスカードとそのモバイル版のアプリを利用している.スターバックスでしか利用することができないが,ポイント移行先の最終目的地に設定したり,クレジットカード会社が行っているチャージキャンペーン(ポイント上乗せ等)でお世話になっている.

QRコード決済

最近世間を賑わせているキャッシュレス決済としては,スマートホンを用いたQRコード決済である.キャッシュレス決済が乱立しているという表現を使う場合,主としてQRコード決済を指してもよいと考える.楽天ペイ,LINEペイ,d払い,あたりまでは筆者も我慢していたが,Origami pay,PayPay,YOKA Pay,はまPay,ゆうちょPayとくればいい加減にしてくれという気持ちになっている.筆者はNFC決済と比べて面倒くさいので,QRコード決済を積極的に使うつもりはない.とはいえ食わず嫌いもよくないので,楽天ペイ,LINEペイ,PayPay,d払いの4種類についてはスマートホンに設定している.今後の動向を注視したい.

おわりに

本稿では,30代独身男性の筆者の決済手段をまとめた.原則的にクレジットカードを主軸として,クレジットカードが使えない場合に現金を用いて支払いを行っている.そのうえで,利便性が高い決済手段があれば併用するスタイルとしており,いくつかのサービスやコンタクトレス決済について述べた.