2019-01-31

コンタクトレス決済(NFC)に対する一考察

本ブログ記事では,海外で主流のコンタクトレス決済(NFC,通信規格Type A/B方式)についてまとめる.国内で普及しているコンタクトレス決済(FeliCa,通信規格Type F方式)は交通系ICカード(Suica,ICOCA等),楽天edy,nanacoなどで採用されている.なお,FeliCa準拠のコンタクトレス決済に関しては別の記事でまとめるつもりである.

マスターカード・コンタクトレス(Mastercard contactless)

マスターカード・コンタクトレス(旧PayPass)は,国際ブランドMastercardが提供するコンタクトレス決済である.国内クレジットカード会社では,オリコカードに搭載されている.筆者が保有しているクレジットカードには搭載されていないが,Apple payにJALカードを登録することにより,モバイル版マスターカード・コンタクトレス決済が利用できる.

アメックス・コンタクトレス(Amex contactless)

アメックス・コンタクトレスは,国際ブランドAmerican expressが提供するコンタクトレス決済である.コンタクトレス決済対応マーク(電波マーク)が表示されているアメックスカードにおいて利用可能である.筆者はアメックスカード(プロパー,グリーン)を保有している.券面にはICチップが搭載されているとともに,コンタクトレス決済対応マークも表示されている.なお,後述するApple payにアメックスカードを登録することにより,モバイル版アメックス・コンタクトレスが利用できる.

ビザ・コンタクトレス(VISA contactless)

ビザ・コンタクトレスは,国際ブランドVISAが提供するコンタクト決済である.最近までVISA payWaveと呼ばれていたが名称が変更になったようである.筆者が保有するクレジットカードには搭載されていないが,新生銀行の外貨プリペイドカードGAICAには搭載されている.なお,ジャックスカード,オリックスカード,イオンカードが発行するクレジットカードには搭載されているようだ.また,一部の銀行キャッシュカードに搭載されている場合がある.ちなみに,筆者の場合は三井住友銀行と楽天銀行のキャッシュカードを更新すると利用できるようになる(現在持っているカードは非対応).
すでにサービスは終了しているが,三井住友VISAカードをNFC決済対応スマートホンに登録することで,モバイル版ビザ・コンタクトレス決済を利用できるサービスを提供していた.ちなみに,2018年6月20日で新規申込み受付は終了,2018年12月末でサービス提供は終了している.一方,三菱UFJ銀行のVISAデビットサービスをスマートウォッチのガーミンに登録することにより,Garmin Payと呼ばれるモバイル版ビザ・コンタクトレス決済が利用できる.

JCBコンタクトレス(JCB contactless)

JCBコンタクトレスは,国際ブランドJCBが提供するコンタクトレス決済である.以前は,J/Speedyと呼ばれていた.JCBはQUICPayと呼ばれる国内向けコンタクトレス決済(FeliCa)を提供している.これら,JCBコンタクトレスとQUICPayは異なる決済手段である.筆者が保有しているクレジットカードでは利用できないが,楽天カード(JCBブランド)をApple payに登録することにより,モバイル版JCBコンタクトレス決済が利用できる.

Apple pay(アップル・ペイ)

Apple payはApple社のスマートホン(iPhone)やスマートウォッチ(Apple watch)で提供されるモバイル版コンタクトレス決済である.Apple payには複数のクレジットカードを登録することができ,必要に応じて決済に利用したいカードを選択することが可能である.また,取引決済には登録したクレジットカード番号とは別の識別番号が使われるため,クレジットカード情報の流出を防ぐことができる利点がある.
最近のApple payでは,海外向けコンタクトレス決済(NFC,Type A/B方式)と国内向けコンタクトレス決済(FeliCa,Type F)の両方に対応している(両者を並行して利用することもできる).すなわち,筆者の場合,アメックスカードを登録すると,FeliCa加盟店ではQUICPay決済,NFC加盟店ではアメックスコンタクトレス決済が特別な操作なしで利用できる.
Apple payには,複数のクレジットカードを登録することが可能であることはすでに述べた通りである.筆者はアメックスカードのほかに,三井住友VISAカード,JALカード,楽天カードを登録している.また,登録したクレジットカードの中でメインカードを設定しておくと,そのカードが自動選択された状態に設定される.筆者はアメックスカードをメインカードに設定しているため,Apple payを起動させるとアメックスカードが表示される.
Apple payには,クレジットカードだけでなくポイントカードも登録することができる.筆者はポンタカード(ローソン)を登録しているため,ローソン店頭でApple payで支払いたいことを伝えたうえでアメックスカードで決済をすると,ポンタカードへのポイント付与が自動で完了する.決済のときにポイントカードと支払いカードの2枚を提示する手間がなくなるため,そのほかの共通ポイント(楽天ポイント,Dポイント,Tポイント)についても早く対応して欲しいと感じている.

国内の加盟店

東京オリンピック2020に向けて訪日外国人が増えており,クレジットカード決済に対応することは当然ながら,非接触決済への対応も急務であることは周知の事実である.国内でNFC決済が利用可能な加盟店の中で筆者がよく知っているのは,ローソンとマクドナルドである.それ以外の加盟店としては,エアポートリムジン,関西空港の店舗,イケヤ,ツタヤなどが挙げられる.今後,加盟店が広がることに期待したい.

そのたNFCが使われている場面

コンタクトレス決済以外の用途にNFC(Type A/B)が使われているユースケースとして,マイナンバーカード,運転免許証,パスポート,タスポ(自動販売機でタバコを買うときの年齢確認)が挙げられる.これらの中で,筆者はe-TAXにより確定申告をオンラインで行うとき,電子署名を付与させる作業においてマイナンバーカードを使っている.SONYが販売している,パソリ(RC-S380)はFeliCaだけでなくNFC規格にも対応している.デバイスドライバや対応ソフトウェアの関係で,パソリにおけるNFC規格での利用についてはマイナンバーカード専用になっている.

おわりに

本ブログ記事では,NFC決済と呼ばれるコンタクトレス決済に焦点をあてた.国内では使い勝手はあまり良いとは言えないが,今後普及することに期待したい.

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