2019-01-27

30代男性の財布の選び方の変遷

本ブログ記事では,30代の独身男性のひとりとして,現在の財布にたどり着いた経緯について述べる.とくに,ミニマリストを目指しているわけではないが,昨今のキャッシュレスの影響を受け財布を持ち歩くことがないように思う.筆者の財布事情として,スマホケースとマネークリップと呼ばれる札ばさみに落ち着いている.

稼ぐ人は長財布を使っているという神話

筆者が財布というものを意識するきっかけになったのは,稼いでいる人は長財布を使っているという神話を知ったことである.ご多分に漏れず,筆者も20歳代前半の頃は長財布を愛用しており,長財布を使うことが大人としてのステータスがあるという暗黙の了解があったように思い返す.財布に収める紙幣についても聞きかじった知識に頼り,銀行の窓口に出向き新札(ピン札)を指定して現金を引き出していた.財布のカードを納めるべき場所には,運転免許証(とりたて),銀行キャッシュカード(はじめて地元以外に口座を開設),ポイントカード(地元以外のお店に通っているイメージ)を誇らしげに収容していた.
当時はクレジットカードに対する知識もなく,クレジットカードは借金カードとう根拠のない短絡的な発想で忌み嫌っていた.パンパンに膨れ上がった長財布は,ズボンのポケットにいれて持ち歩き,日々の生活の中で使用していた.今さらながらに思うことは,長財布だから稼げるという理屈は,風が吹けば桶屋が儲かるという理屈とあまり変わらないように思う.筆者が思うに,長財布云々を持ち出した人の周辺の人たちが,偶然に長財布を愛用していただけではないかと推測する.

ハイブランド信仰

長財布を使うようになってきたあと,筆者や筆者の周辺は次のステージにすすむ.20歳をすぎて大人の仲間入りをしたと感じるようになり,また自由に使えるお金が増えることによって,どのようなメーカーの財布であるかが気になりはじめる.筆者がハイブランド信仰と呼ぶが,高級ブランドの財布やバッグを持つことにステータスを感じて優越感に浸ること,またはそのような高級ブランドの商品を持てないことに起因する劣等感を感じることなど忙しい時期を迎える.日本人というのはブランド物が好きな民族であると思う.そして,世代を超えて,老若男女を問わずにブランドに敏感な人が多いように思う.
職業柄,20代前半の若い人たちと関わる機会がある.彼らもブランドを気にしていないとはいいつつも,やはり気にしていることを感じる.ハイブランド信仰が強い人の中には,あからさまに筆者に対してさえライバル視してくる点は興味深い.筆者はハイブランド信仰は卒業しているので,いまだにハイブランド信仰をされている方とは異なる価値観を持つ.従って,そのような眼差しを向けられたところで当惑するばかりである.
他方,ハイブランド信仰について,筆者がブランドと認識することのない持ち物でさえ,人によってはハイブランドと認識している点には注意したい.すなわち,このことを認識しておかなければ,次の点において不幸な結果になりえる.筆者はハイブランドであると認識することなく日常生活の中で使っているため,筆者に対して,彼らはいわれのない劣等感をため込む.もしそうでなければ,筆者がハイブランドであると認識しているにも関わらず,それに気がつかないふりをして高飛車に振る舞っているという印象を彼らに与えているようだ.
このようなことを踏まえ,筆者はハイブランド信仰者ではないが,流行のブランドについてはチェックしておくようにしている.ブランドについて知識がなければ,他人との摩擦を増やすことになるからである.

現金を使わないアピール

筆者は20歳の頃にクレジットカードを発行した.工学部は大学の中でも異質な文化がある.例えば,実験やレポートに追われ,自由になる時間は深夜ということはよくある.現金ニコニコ払いに務めようとしても,自由の身となる時間帯には銀行ATMは営業時間外である.手数料を節約しつつ日々の決済に対応するためには,多額の現金を財布に入れて持ち歩くことが必然的に多くなる.大学生にとって,10万円という現金を持ち歩くことは恐怖でしかない.何か良い方法はないかと思案した結果,クレジットカードという魔法のカードを入手するきっかけになった.
筆者がはじめて手に入れたクレジットカードは,今でも長くお付き合いさせていただいている.思い返すと,乏しい知識の中で,クレジットカードといえばビザカード,ビザカードといえば三井住友VISAカードという出会い方である.学生カードとして発行してもらい,限度額は10万円から使い始めた.クレジットカードを手に入れて以来,筆者は現金の呪縛から解放された.すなわち,ポケットには少額の現金とクレジットカードさえあればよく,その当時の筆者の悩みを見事に解決してくれた.
クレジットカードを手にしたその日から,筆者は現金を使わない生活に突入した.一方で,現金払いは時代遅れといわんばかりにカード払いこそすべてだということをアピールしているつもりはない.しかし,筆者の行動がそのような高飛車なアピールをしていると,人によっては受け止められることが多い.筆者は現金主義の人の意見は尊重している.さらにいうと,筆者はクレジットカードを手にする前までは現金主義であり,クレジットカードは自分の生涯の中で持つことはないと信じていた.

現金を使わないということはカード?

筆者は積極的に現金を使わないので,持ち歩く現金は数千円程度である.現金を使わないという話題になると,かならず返ってくる返事が,「カードを使っているのか?」という疑問文である.ペーパーマネーでなければ,プラスチックマネーというのは極めて短絡的な意見であるが,国が推進している以上に世間様のキャッシュレスに対するイメージはその程度であるということであろう.
そのような方に対して思うことは,クレジットカード決済すら今どきは古く,普通はスマホ決済ではないかということをお伝えしている.国内では非接触タイプの電子マネーが広く普及している.二次元バーコード(QRコード)を用いた決済手段も浸透させようとしている.ただし,これらのスマホ決済については雨後の筍のごとく乱立しており,甚だ利用者の視点を無視した状況にあると感じる.

キャッシュレス生活な人の財布選び

筆者はどのブランドの財布が欲しいかではなく,どのスマートホンを納めるべきかという観点から財布選びをする.スマートホン,クレジットカード,キャッシュカード,運転免許証や保険証をひとつにまとめて持ち運びできることが重要である.過度に凝ったデザインや機能を有する財布はかえって不便であり,コンパクトすぎる財布も同様である.
筆者はSONY Xperia XZ2 compactを愛用している.ひとつ前の機種は,Apple iPhone SEである.スマートホンは大型化する傾向にあるといえるが,片手で操作することを考えると,iPhone SEやXperia XZ2 compactのサイズが丁度良い.このサイズのスマホが収まるスマホケースとして,筆者はオーストラリアのベルロイ(Bellroy)社のフォーンポケットを愛用している.


また,ベルロイ・フォーンポケットに納めきれない紙幣,硬貨,鍵の3点はマネークリップとアブラサス社の小さい小銭入れに納めている.紙幣については,フォーンポケットに頑張れば入るが,やはり別に分けていた方が利便性が高い.キャッシュレスの人の悩みとして,小銭をどうするかという点はキーケースと小銭入れを上手く組み合わせた,小さい小銭入れがすべてを解決してくれている.

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